オフィス全体にグリーンを取り入れると、空間に統一感が生まれます。
また、訪れる人にも、働く人にも、心地よい印象を与えてくれます。

さらに、場所によってグリーンに求められる役割は異なります。
受付やエントランスでは第一印象をつくり、ラウンジでは視線をやわらげる。
会議室や執務室では、視界にやさしくグリーンを取り入れ、落ち着いて過ごせる環境をつくる。

植物の種類だけでなく、高さやボリューム、周囲の家具とのバランスまで意識することで、
それぞれの空間の役割を引き立て、洗練されたオフィス空間を演出できます。
今回は用途に沿って、オフィス全体をグリーンで演出する際のポイントをご紹介します。

エントランス|空間の第一印象をつくる、奥行きのある植栽

エントランスは、訪れる人が最初に目にする場所です。広い空間では、一鉢ずつ植物を配置するだけでなく、植栽をひとつの景色として見せることで、より印象的な空間になります。
高さの異なるシンボルツリーをいくつか配置すると、植栽にリズムが生まれます。さらに、足元には下草として低めのグリーンを組み合わせ、苔シートで下地を覆うことで、床から植物が自然に生えているような景観に。鉢の存在を感じさせないよう、足元からシンボルツリーまで、植栽全体を一体的に仕上げることがポイントです。
また、通路に沿って植栽を配置すると、歩く方向をゆるやかに示しながら、空間を自然に区切る役割も担います。 エントランスの広さや天井高、入口からの見え方、人の流れに合わせて、植物の高さやボリューム、配置する間隔を調整することで、空間になじみながら、植栽の広がりや奥行きをより美しく見せることができます。

ラウンジ|視線をやわらげ、心地よい居場所をつくる植栽

ラウンジは、休憩や会話、簡単な打ち合わせなど、さまざまな過ごし方が生まれる場所です。開放感を保ちながらも、席同士の視線をほどよく遮り、それぞれが落ち着いて過ごせる環境をつくることがポイントです。
テーブルの間に高さとボリュームのある植栽を設けることで、壁やパーティションを使わずに空間をゆるやかに区切ることができます。葉の隙間から向こう側が見えるため圧迫感が少なく、ほどよい距離感と安心感を生み出します。
また、高木だけで構成するのではなく、中木や下草を組み合わせて足元まで仕上げることで、植栽そのものがラウンジの印象をつくるひとつの景色になります。家具の高さや人の目線に合わせて植物のボリュームを調整すれば、くつろぎと開放感を両立させた空間に。
鉢のついていないインナーポットなら自由に植物の種類や高さを調整できるので、空間に合わせた植栽デザインをつくることができます。

受付|来訪者を迎える、上質なフラワースタイリング

受付は、来訪者と最初のコミュニケーションが生まれる場所。グリーンだけでなく、あえて花を取り入れることで、迎える空間に華やかさと品格を添えることができます。
なかでも胡蝶蘭は、端正な花姿と華やかさを併せ持ち、フォーマルな空間にもよくなじむフラワーです。受付カウンターの広さや背景とのバランスを見ながら、広い受付には5本立ちや3本立ち、限られたスペースには1本立ちと、ボリュームを選び分けるのもおすすめです。
アーティフィシャルフラワーなら、水やりや花がら、香りなどを気にせず、美しい状態を保ちやすいのもメリット。白なら端正でフォーマルに、ピンクならやわらかく親しみのある雰囲気に。
受付などのフォーマルな空間になじみやすい胡蝶蘭は、法人ギフトにもおすすめです。贈り先でも、受付や応接スペースの装花として活用していただきやすいアイテムです。

会議室|緊張感をやわらげる、下草付きフロアグリーン

会議室は、打ち合わせや商談などで長い時間を過ごす場所。グリーンを取り入れることで緊張感をやわらげ、落ち着いた雰囲気をつくることができます。
会議室では座って過ごす時間が長いため、着席したときの目線を意識して植物を配置することも大切です。背の高いフロアグリーンなら、テーブルや椅子が並ぶ空間でも、視線の先に自然とグリーンが入ります。
さらに、足元に下草を組み合わせることで、床面から高い位置までグリーンが連続し、高木の縦のラインがより印象的に。足元まで整えることで、視線の先に植栽らしい豊かな景色が生まれます。
壁際やコーナーなど動線を妨げない場所を選びながら、座ったときにどのように植物が見えるかまで考えて配置すると、会議室全体が心地よくまとまります。
シンボルツリーを引き立てる下草の選び方は、「下草を取り入れた植栽のつくり方」で詳しくご紹介しています。

オフィス|視線にやさしくなじむ、伸びやかなフロアグリーン

オフィス緑化は、無機質になりがちな執務空間にやわらかさを加え、働く環境を整える方法のひとつとして取り入れられています。
デスクや収納家具など直線的なものが多い空間には、アレカヤシのような細かな葉を合わせると、軽やかで伸びやかな印象に。アセビやハゼのような自然な枝ぶりのグリーンなら、抜け感のある爽やかな雰囲気を演出できます。
デスクまわりでは葉の広がりを抑え、壁際には背の高いグリーンを取り入れるなど、場所に合わせてサイズを選びます。
また、日々人が働くオフィスでは、植物のお手入れに時間をかけにくいことも。フェイクグリーンなら水やりや剪定の手間がなく、枯れによる入れ替えも少ないため、管理の負担を抑えながら美しい状態を保ちやすいのもメリットです。

社長室|アートのように飾る、品格のあるグリーン

社長室や役員室は、日々の執務だけでなく、重要な打ち合わせや来客対応など、企業やその人らしさが表れる場所でもあります。
家具やアートなど質の高い調度品が置かれる空間では、グリーンも単に緑を添えるものではなく、インテリアの一部として選ぶことがポイントです。
松のように端正な樹形を持つ植物は、植物でありながらオブジェのような存在感があります。壁面にアートがある場合は、作品を隠さない高さに抑え、家具の中央や余白のある場所に一点を飾ると、互いの存在感を引き立てることができます。
また、写真のように黒いフレームやダークトーンの家具に合わせて器の色を選ぶと、植物だけが浮かず、空間に自然となじみます。植物を増やしすぎず、余白を残して飾ることも、落ち着きと品格のある空間に仕上げるコツです。

テーブルまわり|小さなグリーンで景色をつくる

オフィスのグリーンスタイリングは、大きな植物を配置するだけでなく、テーブルや棚、サイドボードなど、目に留まる小さなスペースまで整えることで、空間全体の完成度が高まります。
卓上には、視線を遮らない高さのグリーンを選び、周囲のインテリアとの相性まで意識すると、空間にまとまりが生まれます。コンパクトなサイズでも、テーブルや什器とのバランスを意識して配置することで、空間に自然なアクセントを加えられます。
特に苔や松など和の趣を感じさせるグリーンは、木や石、ダークトーンの家具とも好相性。和に寄せすぎることなく、モダンなオフィスに静けさや上質感を添えることができます。
また、写真のように卓上の苔と壁面の苔をそろえるなど、同じ素材やモチーフを繰り返すことで、空間全体に一体感をつくることができます。

オフィスに合わせたグリーンスタイリングを

オフィスのグリーンは植物の種類だけでなく、動線や什器とのバランスまで考慮すると、より自然になじみます。
エントランスから会議室、執務室まで。用途に合わせてグリーンを取り入れることで、
オフィス全体に統一感のあるスタイリングをつくることができます。

PRIMAでは、空間に合わせた植栽デザイン・施工のご相談も承っています。
実際の商品をご覧いただけるショールームもございますので、
オフィス全体のグリーンコーディネートをご検討の際はお気軽にご相談ください。


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