アーティフィシャルフラワーとは

アーティフィシャルフラワーは、もともとシルク〈絹〉で作られ、「シルクフラワー」と呼ばれていました。
その昔、中国でシルク〈絹〉を使った造花を高級工芸品として皇帝に献上していたことがその名の由来だと言われています。
美しい盛りの姿をとどめた、永遠に枯れない〈絹の花〉は、中国の皇帝たちが憧れ、追い求め続けた「不老不死」の象徴として、意味のある贈り物だったのかもしれません。
シルク〈絹〉で作られていた造花は、時代とともに技術が進み、使われる素材も変化していきました。現在では、ポリエステルが一般的で、その他ポリエチレンやウレタンなども使用されています。
「 シルクフラワー」という呼び名も、その後「アートフラワー」や「フェイクフラワー」などと呼ばれ、近年は「アーティフィシャルフラワー」という名称が世界的にも最も一般的になっています。


アーティフィシャルフラワーの素材

さて、そんなアーティフィシャルフラワーですが一体どんな素材を使っているのでしょうか。
アーティフィシャルフラワーの生産量約95%は中国製と言われています。
PRIMAのアーティフィシャルフラワーは、中国をはじめとするアジア諸国の工場で作られています。どんな花を作ろう、どんな咲き具合が美しいか…とイメージやデザイン起こしから始まり、それに基づいた型などが作られ、生地を選定・裁断・染色・・と一つひとつ工程を踏んで、初めてサンプルが出来上がります。
現地のデザイナーはもちろん、欧米や日本のデザイナーたちが加わることにより、表現したい花びらの質感や色のグラデーションなどを納得のいくまで追求し、よりクオリティの高いアーティフィシャルフラワーを生産しています。

使用される素材は、一般的なものがポリエステル、その他にポリエチレンやウレタンなども使われており、それぞれの素材を高温高圧でポリエステル布地に成型していきます。表現したい花によって様々な素材を使い分けて厚みを調整したり染色を工夫したりすることにより、生花のようなリアルな質感と色合いを表現しています。
また、安価な造花との違いの一つとして意識しているのは茎。茎の中には太い鉄芯がはいっており、茎を広げたり曲げたりしても折れにくくなっています。この太い芯はアーティフィシャルフラワーならではのデザイン性を表現するために欠かせない部分。茎の棘や枝のディーテールが本物にできるだけ近づけて作られているのも、高い技術力のおかげです。
たくさんの工程と、たくさんの人の手間と思いを経て、初めて出来上がる一本のアーティフィシャルフラワー。
そんな息をのむような美しいアーティフィシャルフラワーを、プリマは心を込めてお客様にお届けします。


プリマならではの高級花材

20年以上に渡ってアーティフィシャルフラワーを取り扱っているプリマでは、特にこだわりを持っている高級造花がございます。
どれも思い入れの深い、プリマを象徴する花材たち。上質で洗練された花たちは、高級感溢れる空間や様々なシーンで活躍します。

胡蝶蘭

胡蝶蘭

本物と見間違えそうな胡蝶蘭は特殊生地の高級花材。ポリエステル布の間に不織布を挟んで圧着加工することで、しっとりした質感が表現されています。質感を高めることで、見た目もよりリアルに、触ってもまるで本物と感じられるような仕上がりです。上品で華やかなプリマの胡蝶蘭は存在感があり、開店祝いや新築祝いなど様々なお祝いごとにぴったり。
日本では、この特殊加工のアーティフィシャルフラワーを取り扱っているブランドは少ないようです。

カサブランカ

カサブランカ

染め方・作り方が一般的な造花とは異なり、何枚もの生地を重ねて作られたカサブランカ。
生花に見劣りしない華やかな見た目はもちろん、花びらのしっとりとした質感やふくよかな肉厚感にまでこだわって作られており、触ったときの感触もまるで本物のよう。花だけなく、艶がある濃い緑色の肉厚な葉もリアルに再現しています。
カサブランカを主役した華やかなアレンジメントは、発表会や式典などにぴったり。
こちらも間近で見ても触れても美しい高級花材です。

マグノリア

マグノリア

間近で見ても触れても美しい、高級花材のマグノリア。
ニュアンスカラーのマグノリアは、プリマのロングセラー商品です。乳白色の花びらのグラデーションや花びらのしっとりとした質感と肉厚感にまでこだわって作られています。
大人っぽいシックな装い・スタイリッシュなアレンジメントに重宝します。
一般的なポリエステルの造花とは違い、何枚もの生地を重ねては染色を繰り返し作成する、機械では作れない職人技が光るアーティフィシャルフラワーの一つです。

赤バラ

真紅の美しい色合いが自慢の高級花材の赤バラ。
まるで本物と見間違うほどリアルな真紅のローズは、花びらの質感や重なりぐあい・深い紅色など、高貴で気品溢れています。
赤い染色は非常に難しいとされており、高い技術をもった工場でしか作ることができません。 日本では、この真紅のアーティフィシャルフラワーを取り扱っているブランドは少ないようです。

ダリア

ダリア

プリマのロングセラー商品、グラデーションが美しいダリア。
赤バラと同じ工場で作られている高級花材です。
リアルな花びらを再現するなかで、とりわけ染色は重要な役割を持っています。
繊細な工程を経て、職人が一枚一枚丁寧に染色していくことで、間近で見ても美しい大輪に仕上げていきます。
プリマを代表する自慢の花材です。

サンキライ実付き

青々とした丸い実、艶やかで落ち着いたグリーンが美しいサンキライは、プリマを代表する高級花材の一つ。
フラワーアレンジメント、観葉植物ブランド「GREENPARK(グリーンパーク)」、盆栽ブランド「CUPBON(カップボン)」と、プリマで取り扱う全ての商品に使われています。
長いツルの優美さ、特徴的な葉のフォルム、触ったときの質感、葉脈までリアルに再現して作られた自信作です。


アーティフィシャルフラワーの利点

生花のように枯れることがないため、
美しいまま長期的に飾っていただけるアーティフィシャルフラワー。
生花では必要となる日々のお手入れ・水やりなどが不要なので、
忙しい方や留守がちな方に、気軽に取り入れていただくことができます。
プリマでは3つの点に留意し、
高品質なアーティフィシャルフラワーをご提供しています。

1

Low Maintenance

手間をかけず お手入れ簡単

2

Any Scenes

場所を選ばず飾れる

3

Relaxing Effect

視覚的に植物を楽しめる

1. Low Maintenance

忙しい現代社会に生きる私たちにとって、時間はとても貴重なものです。
やりたいこと、やらなくてはいけないこと、仕事も、暮らしも、人との繋がりも、どれも大切な時間です。その時間を有効活用するために、お手入れが少ないアーティフィシャルフラワーやフェイクグリーンをご提案。
植物を家に飾りたくても手入れする時間が無く枯らしてしまう‥、留守にしがちで頻繁なお手入れが難しい‥というような方に、アーティフィシャルフラワーはおすすめです。また、オフィスやショップに置く場合も、枯れる心配がなく、お手入れがかからないアーティフィシャルフラワー・フェイクグリーンは近年人気が高まっています。美しい状態で長く飾っていただけるので、時間の節約・効率化に有効です。
尚、毎日のお手入れの必要はありませんが、美しい状態で長く飾っていただくために、いくつかコツがございます。

2. Any Scenes

例えば、ペットと暮らしているから本物の植物はちょっと難しい‥毒性のある植物を誤って子どもが口にしたらどうしよう‥アレルギーがあるので生花は苦手‥など、生花は好きだけれど飾れないという環境にある場合、アーティフィシャルフラワーは大変重宝します。
窓が少なく外気が入りにくい、日当たりが良くない(または良すぎる)といった、生花にはあまり適さない場所におすすめです。暗い照明で演出されたレストランやホテルのロビー、直接エアコンが当たってしまう場所などは、枯れる心配のないアーティフィシャルフラワーの得意分野です。
また、感染症予防等の観点から生花の持ち込みが難しい病院などにも安心して飾っていただけます。先日は、介護施設にいらっしゃるお母様のために、誤って落としてしまっても安心なように、とプリマのお花をお選びくださったお客様もいらっしゃいました。衛生面だけでなく美しい状態を保って枯れずに長く楽しんでいただけるので、心のケアにも嬉しいですね。診療科目によっては、香りがないアーティフィシャルフラワーのほうが良い場合も。場所・環境を選ばず飾れることは嬉しい利点です。

3. Relaxing Effect

お花やグリーンを目にすると、心が落ち着く、安らぐといった経験は、誰にでもあるかと思います。
絵画やオブジェのように彩りを添えるアレンジメント、インテリアとしてカッコよく飾れるグリーン。どちらも見た目の美しさ・オシャレさという物理的要素がありますが、目に入った視覚情報が脳に届いた際の「癒し効果」という心理的要素も期待されています。
癒しとは、心理的な安心感のこと。誰かの反応に怯えたり羞恥心を感じたりすることなく、自然体の自分をさらけ出すことができる状態=心地良く過ごせる状態ということが癒しの定義のようです。
生花のように香りはありませんが、オフィスやご自宅が心地よく過ごせる環境であるために、物理的にも心理的にも、アーティフィシャルフラワーやフェイクグリーンには大きな可能性があるのです。
そしてその大きな可能性に応えるために、プリマでは高品質な美しい商品の開発と提供を行っています。


たくさんの可能性を秘めたプリマのアーティフィシャルフラワー。いかがでしたでしょうか。
忙しい現代社会にもたらす、アーティフィシャルフラワーだからこその価値。少しだけ紐解いてお届けしました。
ご自宅のリビングやダイニング、オフィスや病院の受付、ホテルやショップのディスプレイなど、アーティフィシャルフラワーが活躍するシーンは、日常のいたる所にあります。高品質のアーティフィシャルフラワーは、近年贈り物としても人気です。
ご自身のために、大切な方のために、アーティフィシャルフラワーという選択が、皆様にとって大きな喜びとなりますように。

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