シンボルツリーだけでは、どこか物足りない。

観葉植物を一鉢置くだけでも、空間はぐっと心地よくなります。
それでも、「なんとなく寂しい」「もっと自然な雰囲気にしたい」と感じたことはありませんか。
その違いを生み出しているのが、「下草(したくさ)」です。
庭づくりではよく取り入れられている下草ですが、室内の植栽空間では、まだ一般的ではありません。
シンボルツリーの足元に下草を添えるだけで、一鉢のグリーンは「鉢植え」から、まるで自然の風景を切り取ってきたような植栽へと変わります。

今回は、室内植栽に下草を取り入れるメリットや選び方とともに、シンボルツリーをより美しく見せる下草の取り入れ方をご紹介します。ぜひ、空間づくりの参考にしてみてください。

下草とは?シンボルツリーの印象を変える存在

下草(グランドカバー)についての解説

例えば、シンボルツリーの足元に下草を添えるだけで、一鉢のグリーンはぐっと自然な印象になります。
鉢の中に”地面”が生まれ、植物同士がつながることで、まるで小さな景色を切り取ってきたような植栽空間が完成します。
下草(グランドカバー)とは、シンボルツリーや樹木の足元を彩る、背の低い植物のことです。
庭づくりでは地面を覆い、植栽全体を自然につなぐ役割を担っています。その考え方を室内に取り入れることで、シンボルツリーだけでは表現できない、自然で奥行きのある植栽空間をつくることができます。

下草の魅力は、一鉢の足元を整えるだけではありません。家具や広い植栽スペースと組み合わせることで、空間全体に自然なつながりや奥行きを生み出します。
ここからは、下草を活かした3つの空間演出をご紹介します。

下草を活かした3つの空間演出

① 面積の広い空間を、花壇のように仕上げる

来訪者を迎えるエントランスでの植栽例

参考例:コワーキングスペース ラウンジ植栽

広いエントランスや共有スペースでは、鉢をいくつも並べるよりも、ひとつの植栽スペースとして作り込むことで、空間にまとまりが生まれます。
高木・低木・下草を組み合わせ、土が広がっているような花壇スタイルにすることで、室内でもランドスケープのような奥行きを表現できます。

② ベンチや什器と組み合わせ、人の目線に近い植栽をつくる

共有・待合スペースの植栽例

参考例:マンション エントランス植栽

共有・待合スペースでは、ベンチや什器の中央に樹木を配置し、その足元を下草で彩る方法があります。
樹木が人と人の間をゆるやかに仕切り、互いの視線や距離感を調整しながら、自然を感じられる居心地のよい場所をつくります。
目線に近い位置に下草があるため、葉の形や質感まで楽しみやすいのも特徴です。

③ 円卓やテーブル植栽で、人が集まる場所をつくる

下草はこんなシンボルツリーにおすすめ

参考例:オフィス 円形テーブル植栽

円卓や大きなテーブルの中央にシンボルツリーと下草を配置すると、グリーンを囲むように自然と人が集まる空間になります
植物が会話のきっかけとなり、コミュニケーションが生まれやすい共有スペースを演出できます。
下草を加えることで、樹木の根元が見えすぎず、どの方向から見ても自然な仕上がりになります。

下草が生み出す自然なつながりや奥行きを一鉢から手軽に取り入れられるのが、下草付きフロアグリーンです。
足元まで美しく整った、植栽らしい景色をそのまま空間に取り入れられます。

下草付フロアグリーン
プロが整えた植栽デザインを、一鉢から

プリマでは、樹形や葉姿、器とのバランスまで考え、シンボルツリーと下草をコーディネートしています。完成した植栽デザインを、そのまま一鉢から取り入れられます。

目次に戻る

下草を取り入れると、より美しく見えるシンボルツリー

下草はこんなシンボルツリーにおすすめ

下草は、どんなシンボルツリーにも取り入れられますが、特にその魅力を発揮するのは、足元が見えやすい植物や、広い空間に飾るグリーンです。
「なんだか物足りない」と感じる原因は、実は植物ではなく足元の印象かもしれません。
ここでは、下草を取り入れることでより美しく見える3つのシーンをご紹介します。

下草でより美しく見える3つのシーン

① 口の広い器を使ったフロアグリーンに

下草は口の広い器を使ったフロアグリーンにおすすめです

口の広い鉢は、高級感があり存在感もありますが、その分、植物の周りに土やココファイバーが広く見えやすくなります。下草を添えることで足元に自然な広がりが生まれ、器と植物がなじみ、まとまりのある印象に仕上がります。

② 幹が長く、葉が上部に集まる植物に

下草と相性が良い植物は幹が長く葉が上部に集まるタイプです

パキラやシェフレラなど、幹を見せる樹形の植物は軽やかな印象が魅力です。一方で、足元がすっきりしすぎて物足りなく感じることもあります。下草を加えることで視線が自然に下までつながり、一鉢全体にボリュームと奥行きが生まれます

③ エントランスやラウンジなど、360度見られる場所に

下草はこんなシンボルツリーにおすすめ

オフィスのエントランスやホテルのラウンジなど、広い空間の中心に置かれるシンボルツリーは、正面だけでなく横や後ろから見た印象も大切です。
下草を取り入れることで、どの方向から見ても足元まで自然に整い、まるで一角の植栽を切り取ってきたような美しい景観を演出できます。

プリマの下草付フロアグリーン

プリマでは、こうした植物の樹形や設置場所に合わせて、シンボルツリーと下草をバランスよく組み合わせたフロアグリーンをご用意しています。
メインとなる植物を5種類厳選し、それぞれの樹形や葉姿に合う下草をセレクト。そのまま組み合わせるだけで、プロが厳選したコーディネートをお楽しみいただけます。
器は各3種類、全15パターンをご用意。空間の広さやテイストに合わせてお選びいただけます。

目次に戻る

フェイクグリーンだから叶う、美しい植栽空間

植栽におけるフェイクグリーンのメリットとは

下草を取り入れた植栽は、本物の植物でつくるのが一般的です。ただし、美しい景観を維持するには、植物の成長や季節の変化を考えながら、組み合わせや管理を続ける必要があります。
フェイクグリーンなら、プロが考えた植栽バランスをそのまま長く楽しめるのが魅力です。下草を組み合わせた自然な景色を手軽に取り入れられます。

導入のメリット

  • レイアウトが変わらず、美しい状態を保てる 生花は成長とともに葉が広がったり、高さが変わったりと、植栽全体のバランスが変化します。 フェイクグリーンなら、植えた瞬間の美しいレイアウトをそのまま維持できるため、下草との組み合わせも長く楽しめます。
  • 植物の組み合わせを自由に楽しめる 本来なら育成環境が異なる植物同士でも、フェイクグリーンなら自由にコーディネートできます。 葉の形や高さ、色の違いを活かしながら、自然な植栽空間を演出できます。
  • メンテナンスを気にせず取り入れられる 水やりや剪定を気にすることなく、美しい植栽空間を維持できます。 オフィスや店舗など、お手入れに手間をかけにくい場所にも取り入れやすく、管理負担を抑えられます
  • 一鉢で完成した植栽を楽しめる プリマの下草付きフロアグリーンは、シンボルツリーと下草をプロがバランスよく組み合わせたコーディネートです。 植物を一つずつ選ぶことなく、置くだけで自然な植栽空間が完成します。

 

フェイクグリーンは、”植物を飾る”ためだけのものではありません。プロが考えた植栽デザインを、そのまま空間に取り入れられることも、大きな魅力です。
プロがコーディネートした下草付きフロアグリーンを見る

目次に戻る

シンボルツリーを引き立てる、下草の選び方

下草の選び方を分かりやすく解説します

下草はさまざまなシンボルツリーに取り入れられますが、組み合わせによって仕上がりの印象は変わります。
シンボルツリーの高さや葉の形、目指したい雰囲気に合わせて選ぶことで、より自然でバランスのよい植栽空間になります。
ここでは、下草選びのポイントと、プリマがおすすめする組み合わせをご紹介します。

まずは「高さ」と「葉姿」で選ぶ

下草選びで意識したいのは、「高さ」と「葉の印象」の2つです。
例えば、幹の長いシンボルツリーには高さのあるシダを合わせると、足元まで自然につながります。
一方で、横に広がる植物には、垂れるアイビーやフィットニアを組み合わせることで、柔らかな印象を演出できます。
植物同士の高低差や葉の形に変化をつけることで、一鉢の中にも立体感が生まれます。

下草選びマトリックス

シンボルツリーの特徴に合わせて下草を選びやすいよう、高さと葉の印象を基準にまとめました。植物の雰囲気に合わせながら、お好みの組み合わせを探してみてください。

下草を特徴によってまとめたチャート
下草におすすめのインナーポットはこちら

 

フェイクグリーンにおすすめの下草3タイプ

ここからは、下草として取り入れやすい3つのタイプをご紹介します。
単体で取り入れるほか、異なるタイプを組み合わせることで、より自然で立体感のある植栽に仕上がります。
高さや葉の形、色合いを見ながら、シンボルツリーに合う下草を選んでみましょう。

おすすめの下草 垂れ系 つる性植物
おすすめの植物例

 

おすすめの下草 シダ系植物
おすすめの植物例

 

おすすめの下草 アクセント
おすすめの植物例

植栽を美しく見せる3層レイアウト

レイアウトを3層にすることで立体的で美しい植栽空間を演出できます

自然の植栽が美しく見える理由のひとつは、高さの異なる植物が重なり合っていることです。
高さのあるシンボルツリー、その足元をつなぐ中間の植物、地面を覆うように広がる下草を組み合わせることで、視線が上から下へ自然につながります。
シンボルツリーだけでは生まれにくい奥行きや広がりも、3つの層を意識することで、立体感のある植栽へと変わります。

3層それぞれの役割

  • 最上層|シンボルツリー 空間の主役として視線を集め、植栽全体の高さや印象を決めます。
  • 中間層|高さをつなぐ植物 シンボルツリーと下草の間をつなぎ、植栽にまとまりと立体感を生みます。
  • 最下層|下草(グランドカバー) 足元を自然に覆い、植物と器、植栽スペースをひとつの景色につなげます。

3つの層を意識して植物を組み合わせることで、一鉢の中にも自然な高低差や奥行きが生まれ、より植栽らしい景色をつくることができます。
プリマのインナーポットセットは、この3層レイアウトの考え方を取り入れ、異なる高さや葉姿の植物をバランスよく組み合わせています。

おすすめのインナーポットセットはこちら

目次に戻る

下草を取り入れた施工事例

下草の取り入れ方は、空間の広さや用途、シンボルツリーの見せ方によってさまざまです。
足元に植物を重ねて奥行きを出したり、什器や壁面緑化と組み合わせて空間全体につながりを持たせたりと、取り入れ方によって印象も大きく変わります。
ここでは、プリマが手掛けた実際の事例をもとに、下草を活かした植栽の取り入れ方をご紹介します。

下草と壁面緑化が彩る、メンタルホスピタルの待合空間

待合空間に癒しをつくる壁面緑化事例|メンタルホスピタルにおけるフェイクグリーン施工

待合室の柱周りにシンボルツリーを配置し、その足元に高さや葉姿の異なる下草を重ねました。下草によって足元にボリュームと奥行きを持たせ、植栽全体にまとまりのある景色を演出。どの位置から見ても自然な広がりが感じられ、待合空間にやわらかく穏やかな表情を添えています。
また、清潔な環境が求められる医療施設に、水やりや土を必要としないフェイクグリーンを採用することで、日々の管理負担にも配慮しています。

大型シンボルツリーを配した、事務所のくつろぎ空間

建設業(千葉)フェイクグリーン事例|事務所の吹き抜けに特注品のシンボルツリーを設置

特注品の2.5mの大型シンボルツリーを配置し、足元には葉姿や高さの異なる下草を組み合わせました。
吹き抜けのような天井高のある場所では、シンボルツリーだけを置くと視線が上部に集まりやすく、足元が寂しく見えることがあります。下草を重ねることで、視線が足元まで自然につながり、植栽全体に安定感と奥行きが生まれます。
大きな樹木の存在感を活かしながら、空間にやわらかな広がりと落ち着きを添え、従業員がくつろげる休憩スペースに仕上げました。

下草付きフロアグリーンが映える、新築マンションのエントランス

新築マンションのエントランス植栽事例(長崎)|大型プランターで上質な存在感を演出

新築マンションのエントランスに500×500mmの大型プランターを設置し、シンボルツリーの足元に高さや葉姿の異なる下草を組み合わせました。
シンボルツリーだけでは足元がすっきりとした印象になりがちですが、下草を添えることで立体感と奥行きが生まれ、1鉢でも存在感のある植栽に。さまざまな方向から見られるエントランスでも、どの角度から見ても自然なまとまりを感じられます。
住まいの第一印象をつくるエントランスに、落ち着きと上質感を添えながら、空間全体の印象を引き立てた事例です。

もっと本格的な植栽空間をご希望の方へ

下草は、シンボルツリーの足元を彩るだけではありません。一鉢をひとつの景色に変え、空間全体に自然なつながりや心地よさを生み出してくれる存在です。
プリマでは、一鉢のコーディネートから、オフィス・店舗・商業施設などの空間全体の植栽デザイン・施工まで、用途や動線に合わせてご提案しています。下草を取り入れた自然な植栽計画についても、お気軽にご相談ください。

植栽デザイン・施工について相談したい:
下記のお問い合わせフォームより「お問い合わせ種別:オーダーについて」をご選択ください。担当スタッフより折り返しご連絡いたします。
お問い合わせはこちら

ショールームのご案内:
購入前に品質や実物をご確認いただけます。専任スタッフへのご相談も可能です。ご来店をご希望の方は、専用フォームよりご予約ください。
ショールームご予約フォームはこちら

下草で、一鉢を美しい景色に

下草を取り入れたシンボルツリーの植栽

下草はシンボルツリーの足元を彩るだけでなく、植物同士を自然につなぐことで、立体感や奥行きを生み出してくれます。
一鉢のフロアグリーンでも空間の印象を変えることができ、組み合わせや配置を工夫すれば、空間全体に広がりのある植栽の景色を演出することもできます。
シンボルツリーの樹形や葉姿、器とのバランスを楽しみながら、空間づくりに下草を取り入れてみてください。

プリマの下草付きフロアグリーンは、デザイナーがシンボルツリーと下草の高さや葉姿、ボリュームのバランスを考え、一鉢の中に自然な高低差とまとまりが生まれるようコーディネートしています。
グリーンや器の組み合わせを一から選ぶことなく、足元まで美しく整った植栽を、一鉢から手軽に空間へ取り入れられます。

関連記事